2012年04月20日 / お料理とおばんざい
まさに春の嵐が吹きすさんだあの日。 裏地桂子さまのお誘いで京都円山公園奥にある『蘇鉄庵』のお茶事に お招きいただきました。 ご亭主は水守清隆さま。 奥様とおふたりのご子息がお出迎えくださいました。 午後3時からの始まりで、ちょうど出かける時刻に京都に嵐到来! お茶事は一期一会といわれますが、 このようなお天気でのお茶事は、仕組もうと思ってもできないこと。 古美術商の水守さまのお道具のお取り合わせの素晴らしさといったら! 懐石は辻留さん、菓子は末富さん。 小間の外では風に松がうなり、雷もとどろいでいます。 でも、そうした屋外の騒ぎがかえって邸内を静寂に包みこむような、 忘れがたい、不思議な体験でした。 正客の清水昌子さま(真中)、裏地桂子さま(左)と。